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洗面所の洗面ボウルは頑丈に作られていますが、化粧品や電気シェーバーなどが落下した際の衝撃により、ひび割れが発生する可能性があります。小さな傷を発見し、修理を依頼すべきかどうか検討している方も多いかもしれません。
その場合、自分自身で洗面所のひび割れを修理することは可能なのでしょうか。この記事では、洗面ボウルの素材ごとに見た適切な対処法や、ひび割れが発生した状態のまま放置するリスクなどについて、分かりやすく解説します。
洗面所のひび割れが発生する2つの原因
洗面所の洗面ボウルは頑丈に作られていますが、何らかのきっかけによりひび割れが発生する可能性があります。洗面所のひび割れとして考えられる原因は、次の2つです。
<洗面所のひび割れが発生する2つの原因>
- 落下物による衝撃
- 温度差によるヒートショック
ひび割れの原因だけでなく、対処法も含めて確認しておきましょう。
①落下物による衝撃
洗面所の近くに置いてある化粧品や電気シェーバーなどを、誤って落下させた際の衝撃で洗面ボウルが割れるケースです。洗面ボウルの素材によっては、上からの衝撃に弱い場合があり、衝撃によりひび割れが起こる可能性があります。
洗面ボウルに棚がある場合は、棚の上段に重いものを収納しないようにしましょう。小物類は収納ボックスなどに入れておき、高い位置から落下しないように対策することが重要です。
②温度差によるヒートショック
とくに冬場の場合、洗面ボウルは外気の影響で冷え切っている場合があります。この上にいきなり熱湯を注いでしまうと、素材が急激に膨張してひび割れが発生する可能性があるため、注意しましょう。この現象のことを「ヒートショック」と呼びます。
ヒートショックを防ぐために、温度が下がるまではお湯を洗面ボウルに流さないよう徹底しましょう。どうしても熱湯を流す必要がある場合は、洗面所ではなく、キッチンの流し台を利用することをおすすめします。
洗面所のひび割れはDIYで修理できる?素材ごとの対処法を紹介
洗面所のひび割れを見つけた場合、自分自身で修理するのか、それとも専門の業者に修理を依頼するべきなのか迷う人が多いかもしれません。DIYの可否は、洗面ボウルの素材ごとに異なります。
<洗面ボウルの素材ごとに見たDIYの可否>
- 陶器…洗面ボウルの交換が必要な場合が多い
- ホーロー…補修材で修理できる場合がある
- 樹脂…コーティング剤で修理できる可能性がある
ひび割れの対処法を素材ごとに確認しておきましょう。
陶器…洗面ボウルの交換が必要な場合が多い
洗面ボウルでもっともメジャーな素材が陶器です。光沢があり、傷つきにくいため頻繁に利用されています。しかし、衝撃に対して弱いことが欠点で、ひび割れが起こる可能性が高い素材でもあります。
陶器の場合、残念ながらDIYによる部分補修は困難です。洗面ボウルそのものを新品に交換して対応するケースが一般的といえます。修理費には火災保険を適用できる場合があるため、修理を依頼する前に保険会社に確認しましょう。
ホーロー…補修材で修理できる場合がある
ホーローとは、金属をガラスでコーティングした素材です。光沢が出ることに加え、耐熱性が高いことがホーローのメリットですが、コーティング部分に傷がつきやすく、ひび割れが発生する可能性があります。
ホーローの場合、ホームセンターなどで販売されている補修材を使って、部分修理できるケースがあります。ただし、内部まで損傷している場合は、DIYによる修理が不可能です。ホーローには金属が使われており、損傷した箇所がサビやすいため、無理をせずに専門業者に修理を依頼しましょう。
樹脂…コーティング剤で修理できる可能性がある
人工大理石などの素材は、樹脂に該当します。クッション性があるため、ひび割れが発生するケースはまれですが、コーティングについた小さな傷が拡大する恐れがある点に注意が必要です。
細かな傷の場合は、専用のコーティング剤を使ってDIYできる可能性があります。しかし、傷が深い場合は、樹脂を補充しなければ美しい状態を取り戻せません。専門的な技術が必要な作業になるため、美しく仕上げたい場合は専門業者に修理を依頼しましょう。
洗面所のひび割れを放置するリスク
洗面所にひび割れが発生した場合、DIYで修理できるかどうかは、洗面ボウルの素材や傷の状態によって異なります。いずれにしても修理には手間と費用がかかりますが、以下のような理由により、ひび割れが生じたまま放置することはおすすめできません。
<洗面所のひび割れを放置するリスク>
- ひび割れが広がって水漏れを起こす場合がある
- ひび割れによる水漏れが原因で水道管や壁・床が腐食する恐れがある
- ひび割れした箇所にサビが発生しやすくなる
- ひび割れに触れて怪我をする可能性がある
上記の4点について、それぞれを詳しく解説します。
ひび割れが広がって水漏れを起こす場合がある
洗面所のひび割れを放置すると、摩擦やヒートショックによってひび割れの範囲が広がる恐れがあります。ひび割れが深くなると、その箇所から水漏れが生じやすくなるため要注意です。洗面台下の収納スペースに水漏れが起きた場合、ストックしているアイテムが傷む恐れもあります。
ひび割れによる水漏れが原因で水道管や壁・床が腐食する恐れがある
ひび割れが原因で大規模な水漏れが発生すると、水道管や壁、床などに漏れた水が流れ出す可能性があります。この水が建物の内部に侵入し、土台に使われている木材を湿らせると、やがて木材が腐ってしまいます。建物全体の耐久性が低下する恐れがあるため、注意が必要です。
ひび割れした箇所にサビが発生しやすくなる
水漏れまでに至らなかったとしても、ひび割れが発生した箇所に水が溜まると、その箇所を中心にサビが発生しやすくなります。サビは外観を悪くさせるだけでなく、衛生面にも悪影響を及ぼす厄介なものです。洗面ボウルに目立つサビが生じてしまった場合は、洗面ボウルの交換など大規模な修理が必要になります。
ひび割れに触れて怪我をする可能性がある
ひび割れした箇所に触れた際、指先に切り傷を作るなどして怪我をする恐れもあります。ひび割れした断面は想像以上に鋭利な状態のため、メンテナンスの際などには注意が必要です。思わぬ怪我を避けるためにも、ひび割れは放置せずにできるだけ早く修理しましょう。
まとめ
洗面所の洗面ボウルは、落下物による衝撃やヒートショックによりひび割れを起こす場合があります。ひび割れを放置すると、水漏れやサビが発生する可能性があるほか、思わぬ怪我をするリスクもあるため要注意です。ひび割れを発見したら放置せず、できるだけ早く修理しましょう。
アーバンリフォームでは、大小さまざまな規模の洗面台リフォームを承ります。お客様の理想をお伺いし、ご予算の範囲内で使いやすく、美しい洗面台にリフォームいたします。ひび割れなどのトラブルが発生した際は、お気軽にご相談ください。