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防音工事

自宅から出る音が近隣の迷惑になっていないか気にする方もいらっしゃると思います。
畳にも防音対策があるのか、防音対策を考えている方の参考になればと思います。

畳に防音対策があるのか

畳はフローリングに比べて音が響きにくい床材です。
和室に入った際に静けさを感じませんか?
理由としては畳表んい使用されている「い草」です。
繊維には空気が含まれており、この空気が室内の音を吸収する役割を果たしているのです。
畳は音が響きにくい床材ですが、防音性はないです。
和室の音が気になる方は防音対策が必要です。


防音対策とは
畳の防音対策で簡単にできる方法を紹介します。
カーペットを畳の上に敷く
畳の上にカーペットを敷くだけで防音対策ができます。
遮音性のカーペットを選ぶことをお勧めいたします。
畳専用のピンなどでカーペットをしっかり固定してあげることでカーペットがズレてしまうのを防げます。
カーペットをせっかく敷いてもズレてしまうと防音効果が弱まってしまいます。
ズレ防止に滑り止めシートを使う方もいるかと思いますが、通気性が悪くなってしまうので
あまりおすすめしません。

畳の上にカーペットを敷くときに注意すること

畳の上にカーペットを敷くと防音効果は高められますが、敷くことによって弊害もあります。

湿気が逃げにくい
畳は湿気が高い時は吸湿し、乾燥しているときは水分を発散しますが
その上にカーペットを敷いているのでその湿度調節機能がうまくできなくなります。
カーペットがあることにより内部で湿気が溜まってしまい、発散できず
カーペットとの間に発生した湿気を吸湿してしまいます。
湿気が逃げにくく、カビが生えやすい環境になってしまいます。
最悪の場合は畳にもカーペットにもカビが生える恐れがあります。
カビは発生すると完全に除去するのが難しいです。
場合によってはカーペットを処分しなければなりません。
和室の換気を徹底し、カーペットを定期的にはがすなどの湿気対策を行いましょう。

ダニやカビが発生しやすくなる
カーペットの表面や畳とカーペットの間にほこりが溜まります。
溜まったほこりはダニの養分になるため、ダニが発生しやすくなります。
とくにカーペットはほこりが溜まりやすいので要注意です。
毛足が短いカーペットや抗ダニや抗菌のカーペット、フローリングタイプのカーペットなどを選ぶようにしてください。

ダニやカビが発生した時の対処


畳にダニが発生した場合
ダニに噛まれるとかゆみや湿疹がでます。
ダニは60℃以上で死滅するので布団乾燥機の熱風で畳のダニを死滅させるのがおすすめです。
ダニが死滅したあとはダニの死骸やほこりを一緒に掃除機で吸い取りましょう。

畳にカビが生えた場合
畳にカビが生えたまま放置するとカビを吸い込んだり、カビの範囲が広がったりしてしまいます。
できるだけ早いうちに対処しましょう。
軽いカビは掃除をかけて布で乾拭きするだけで改善を見込めます。
3~4回ほど乾拭きしてみてください。
ひどい場合は、掃除機やほうき、乾拭きなどでカビを除去した後に風通しの良い場所で日陰干しにするか、
畳表面を裏返して3~4日ほど乾燥させるのがおすすめです。
時間や手間はかかりますが、根気強く行いましょう。

まとめ

畳の防音対策には防音マットやカーペットの活用がおすすめです。
和室の防音性を強化しましょう。