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豆知識

これからどんどん寒くなっていきますね。
来年には雪も降りそうですね。
皆さまは体調の方は大丈夫でしょうか。
断熱リフォームをすることによって快適に過ごせるようになります。
体調もくずれにくくなるかと思います。
そこで今回はマンションの断熱リフォームについて解説していきたいと思います。

断熱リフォームの箇所
・壁や床に断熱材を使用するリフォーム
・窓やドアに断熱材を使用するリフォーム


壁や床に断熱材を使用するリフォーム法

鉄筋コンクリートの建物で断熱リフォームを行う際は、
外側に断熱材を入れる外断熱が効果的です。
しかし、マンションの場合は戸建てと違って、住人の判断で外側から工事を行うことができません。
そのため、室内の壁や床などに断熱材を入れることになります。
そこで行われる施工法が乾式断熱と湿式断熱です。

乾式断熱
乾式断熱は木材で下地を造ってから発砲スチロール状の断熱板をはめ込む方法です。
マンションの低層階から高層階まで部屋の場所に関係なく行えて、費用もそれほどは高くありません。
断熱材の種類も多いので自分の予算と相談して選びましょう。
ただし、凹凸があるような形状は施工が厳しい場合があります。
複数の断熱板を並べてはめ込むためわずかな隙間ができてしまい、気密性が低くなるのが難点です。


湿式断熱
湿式断熱も木材で下地を造る施工内容は乾式断熱と一緒ですが、
泡状の断熱材を使用する点で異なります。
泡状の断熱材を吹き付けるやり方で施工するため凹凸があるような形状をしていても問題なく施工できます。
隙間ができてしまうこともありません。
ただし、湿式断熱は部屋の場所によっては施工できない場合もあります。
施工の際には大きなコンプレッサーを使用します。
大型コンプレッサーはトラックに積んだ状態で使用します。
施工中はトラックを停めておくスペースがないと難しいです。
また、8階以上だと高すぎて泡を送り込むことができないため、できません。

窓やドアに断熱材を使用するリフォーム法

窓やドアは熱が出入りしやすい箇所です。
窓やドアにも断熱材を使用することで、より断熱性が高まり快適な住まいになると思います。

窓の断熱


窓ガラスを交換
窓ガラスを1枚から、2枚以上のガラスを合わせた複層ガラスに交換することで断熱性を高められます。
3枚になっているものや、中間層にガスが入っているものなら、さらに高まります。
複層ガラスだと冬場の室内側のガラスは外気に冷やされにくくなるため結露も防止できると思います。
夏場の暑さはコーティングが施されているタイプの窓ガラスが効果的です。
外から差し込む日差しの直射熱がカットされ、暑さを抑えることができます。

サッシを交換
窓ガラスだけではなく、サッシからも熱が出入りします。
古いマンションではアルミ製のサッシが多く使われているが、アルミは熱が伝わりやすい素材です。
そのため、熱が伝わりにくい樹脂製や木製のサッシに交換することでより高い断熱性が得られます。

内窓の設置
既存の窓とサッシをそのままに、新たにサッシを取付て内窓を設置する方法です。
窓が二重になるため、断熱性効果も大きく変わると思います。
断熱性に加え、防犯対策にもなるのでお勧めです。
工事も簡単に済むことが多いため、サッシの交換が難しい場合に検討してみるといいと思います。


ドアの断熱


玄関のドアを断熱性の高い素材のものに交換することで断熱性を高められます。
ただし、マンションは規約の関係上ドアを勝手に交換できない場合がほとんどです。




マンションの断熱リフォームのポイント


部屋の位置によって外気の影響が異なる
断熱リフォームを行う際は外気の影響が大きいところを優先しましょう。
例えば窓やその周辺、最上階の天井など、室外と室内の境目部分です。
マンションの場合は部屋の位置によって、外気の影響を受けやすい場所が異なるので注意しましょう。
また、季節によって違う場合もあります。
夏場に暑くなりやすいのは、最上階の部屋や南西の角に位置している部屋です。
冬場には、1階と北側の隅に位置している部屋が特に寒くなります。
このような箇所を重点的に断熱リフォームを行えば、より高い断熱性を叶えられます。

結露対策を行う
断熱リフォームで室内の気密性が高くなると、室内に湿気がこもりやすくなります。
その影響で結露が発生しやすくなることがあります。
結露が原因でカビが発生してしまいます。
室内と屋外の温度差も結露の原因になることが多いため、断熱リフォームと併用して結露対策も行う必要があります。


管理規約に反していないか
マンションの管理規約によって、リフォームが制限されている場合があります。
特に窓やドアなど、共有部分に関して、個人の判断でリフォームできないことが多いです。
事前に管理規約を確認しておきましょう。

まとめ

マンションでは規約や共有部などによる制限はあるものの、壁や床、窓などを断熱リフォームすることは可能です。
外気と接する場所に断熱リフォームすることでより高い効果を感じられるかと思います。
特にサッシ交換や内窓の設置など、窓のリフォームは断熱効果が高く、費用の面でもおすすめです。
今のこの寒い季節や夏の暑さにお悩みの方は断熱リフォームを検討してみてください。

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