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トイレリフォーム

トイレ

 

築年数が経過した住宅にお住まいの場合、トイレに換気扇が設置されていないことがあります。これが原因で「においを消すために消臭スプレーを手放せない」「冬場に窓を開けて換気すると寒い」といった悩みを抱える方は少なくありません。

そこで今回は、トイレの換気扇をリフォームで後付けする方法や、換気扇に近い効果を発揮する簡単な方法などを解説します。また、トイレの換気扇を後付けするときの注意点もご紹介していきます。

 

トイレの換気扇は後付けできる!

天井に着いた換気扇

 

トイレの換気扇はリフォームで後付けが可能です。後付けできる換気扇の種類は、主に「壁付けタイプ」と「天井付けタイプ」の2つです。まずはそれぞれの違いを確認してみましょう。また、換気扇を後付けするときにかかる費用の目安もご紹介します。

 

壁付けタイプの特徴

壁付けタイプは、トイレが外壁に面している場合の工事で用いる換気扇です。壁に穴を開ける工事が必要ですが、後述する天井付けタイプと比較して本体価格が安いため、リフォーム費用を抑えられます。

 

天井付けタイプの特徴

天井付けタイプの換気扇は、トイレが外壁に面していない場合でも設置が可能です。ただし、天井裏のダクトから空気を排出して換気するシステムのため、リフォームにかかる費用は壁付けタイプよりも高額です。

 

トイレの換気扇を後付けする費用の目安

トイレの換気扇を後付けするときにかかるリフォーム費用の目安は次のとおりです。

 

【トイレの換気扇を後付けする際にかかる費用の目安】

費用の内訳 費用の目安
工事費 40,000円~60,000円
本体価格 3,000円~30,000円
合計 43,000円~90,000円

 

また、トイレ内にコンセントがない場合は増設工事が必要になります。この工事にかかる費用相場は15,000円~20,000円です。

 

本格的なリフォーム以外でトイレの換気扇を後付けする方法

きれいなトイレ

 

壁付けタイプや天井付けタイプの換気扇を後付けする本格的なリフォーム以外でも、トイレの換気をする方法はあります。本格的な換気扇と比較すると効果は薄れますが、リフォーム費用を抑えたい場合や、換気の性能をさらに高めたい場合は、以下の方法も検討してみてください。

 

<本格的なリフォーム以外でトイレの換気扇を後付けする方法>

  • 簡易換気扇を設置する
  • パイプファンを設置する
  • 消臭機能付きの壁紙に交換する
  • 脱臭機能付きの便座に交換する

 

簡易換気扇を設置する

トイレにコンセントが付いている場合は、窓に簡易換気扇を後付けできます。壁に穴を開ける工事が不要なため、賃貸物件にお住まいの方にもおすすめできる換気方法です。ただし、本格的な換気扇と比較すると換気性能は劣るため、思い通りににおいを解消できない可能性があります。

 

パイプファンを設置する

トイレの壁に換気用の小さな穴を空けて、パイプファンと呼ばれる簡易的な換気扇を設置することもできます。設置場所を取らないため、コンパクトですっきりした見た目に仕上がります。タイマー式などの商品も販売されており、求める機能を備えた商品を選べることもメリットです。

 

消臭機能付きの壁紙に交換する

消臭機能付きの壁紙に交換する方法もにおい対策には有効です。トイレ内の汚れやカビが目立つ場合は、この機会に消臭機能付きの壁紙への交換を検討してみましょう。換気扇の後付けとあわせて壁紙の交換を行うと、さらに消臭効果を高められます。

 

脱臭機能付きの便座に交換する

トイレ本体の交換を検討している場合は、脱臭機能が付いた便座の購入をおすすめします。脱臭機能は人の動きを感知するセンサーによって作動する仕組みのため、無駄に稼働することがありません。光熱費を最小限に抑えられることもメリットです。

 

トイレの換気扇を後付けしないデメリット

トイレの換気扇を設置しないまま放置すると、においがこもる以外にもいくつかの問題が発生します。具体的なデメリットは以下の3つです。

 

<トイレの換気扇を後付けしないデメリット>

  • 悪臭がこもってしまう
  • 結露やカビの原因になる
  • ほこりが溜まりやすくなる

 

悪臭がこもってしまう

トイレに換気扇が付いていないと、トイレを使った後のにおいを屋外に排出できず、悪臭がこもってしまいます。すぐ後に家族がトイレを利用する場合や、来客がいる場合は、においはとくに気になるでしょう。また、トイレのドアは気密性が低い場合が多く、近くの部屋にまでにおいが広がる恐れもあります。

 

結露やカビの原因になる

便器には常に水が張っているため、トイレは湿気がこもりやすい場所です。このため、換気扇がないと結露やカビが発生する可能性が高くなります。さらに、結露がトイレの床下にまで染み込んでしまうと、基礎に使われている木材や金属が腐食し、建物の寿命が短くなる恐れもあります。

 

ほこりが溜まりやすくなる

換気扇があると、衣類やトイレットペーパーなどから出る微細なほこりを、においと一緒に排出できます。逆に換気扇がないと、ゴミやほこりがトイレの中に溜まってしまうため不衛生です。最悪の場合は、アレルギーを引き起こす原因にもなるので注意しましょう。

 

トイレの換気扇を後付けするときの注意点

リフォームしたトイレ

 

トイレの換気扇を後付けするときは、これからご紹介する3つのポイントに注意しましょう。

 

<トイレの換気扇を後付けするときの注意点>

  • 冬場は寒くなりやすい
  • 外の音が室内に入りやすくなる
  • ドアの交換が必要な場合がある

 

冬場は寒くなりやすい

換気扇はトイレと外部をつなぐ装置のため、外気がトイレに入り込む可能性があり、冬場は寒さを感じやすいです。とくに換気扇を動かしていないときは、トイレに風が吹き込みやすくなります。排気口の位置を工夫すると寒さを軽減しやすいため、リフォーム実績が豊富な業者に工事を依頼しましょう。

 

外の音が室内に入りやすくなる

外気の問題と同じ理由で、外の音がトイレを通じて室内に入りやすくなることも注意点のひとつです。交通量が多い場所にお住まいの場合は、リフォーム後に車の通行音が気になるかもしれません。ただし影響は限定的であり、リビングなどに騒音が届く可能性は低いでしょう。

 

ドアの交換が必要な場合がある

換気扇を効率よく稼働させるためには、空気の通り道を確保しなければなりません。このため、トイレのドアの気密性が高い場合は、下部にスリットが入ったドアなどに交換する必要が生じます。気密性の高いドアを使い続ける場合は、換気扇を回すときには少しドアを開けるなど、隙間を確保する対策が必要です。

 

まとめ

トイレの換気扇を後付けする場合は、「壁付けタイプ」もしくは「天井付けタイプ」のいずれかを取り付けるリフォームを行います。そのほかにも換気のための方法はありますが、換気扇の後付けのような本格的なリフォームと比較すると換気性能は劣るため、十分な効果は期待できません。

アーバンリフォームは、トイレのリフォーム実績も豊富です。ご自宅の特徴に合った換気扇をご提案できるほか、トイレ周辺のリフォーム全般も承ります。トイレの悪臭に悩んでいる方は、ぜひ当社にご相談ください。