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2024/08/23
キッチンリフォーム
それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあるため、どちらが生活スタイルにあっているのか考えながら見ていきましょう。
IHの特徴
IHは、コイルが搭載されていて、電流が流れることで熱を生みます。
その熱がヒーターの上にある調理器具に干渉し、底の部分に渦電流を発生します。
電流が流れた抵抗によって、発熱し加熱されるという仕組みです。
IHにはキッチンコンロに埋め込むビルドインタイプと、置くだけで使える据え置きタイプの2種類があります。
いずれの場合も単相200Vのコンセントが必要になるため、ない場合は専門業者に配線工事を依頼することになります。
メリット
・キッチンがあまり暑くならない
IHは熱効率が良いため、キッチン全体が暑くなりにくいです。
ガスコンロだと夏場に火を使うのはその暑さから億劫に感じてしまいがちですが、IHならそのような不満を感じにくくなります。
暑い空間で料理をすることがストレスだと感じている方にとって、IHに変えるメリットは大きいです。
・掃除しやすい
IHはガスコンロよりも掃除しやすいという点もメリットです。
拭きこぼしてしまった時も、トッププレートを拭くだけで綺麗になります。
トッププレートの汚れは、専用クリーナーを使うとすぐ綺麗になるので、メンテナンスの手間はかかりません。
・服に燃え移る心配がない
火を使わないため、服に燃え移る心配をせず済みます。
また、子供と一緒に料理する場合もガスコンロより安全です。
・火力の幅が広い
鍋などの調理器具を直に発熱させるので、無駄なく高火力で調理できます。
風に吹いて消えてしまうこともないので、とろ火で料理したいと思った時にも使いやすいです。
立ち上がりが早くて火力のコントロールもしやすいことから、幅広い料理に対応できます。
デメリット
・購入費用が高い
ガスコンロと比べると費用が高めに設定されています。
便利な機能が搭載されているタイプほど高価になるので、予算オーバーになってしまう可能性もあるでしょう。
予算内で購入できるタイプがないか探したとしても、思ったような機能が搭載されていなければ購入の決め手にかけてしまいます。
・停電すると使えない
IHは電気を使っているので、停電してしまうと使用できなくなります。
そのため、IHを使うならカセットコンロとカセットガスは常備しておくのがおすすめです。
しかし、200V対応の蓄電池システム設定すると、停電した時も、一時的にではありますが使用できます。
太陽光発電パネルが家に設置されている場合だと、太陽光が当たっていれば自立運転機能で卓上の調理器具を使えるようになります。
つまり、停電に備えてあらかじめいずれかを準備しておかなければいけないことになるでしょう。
・ブレーカーが落ちる可能性がある
契約時のアンペアが小さかったり、いくつもの家電と同時に使ったりすると、ブレーカーが落ちてしまうこともあります。
契約数を超えるアンペアを使用して一定の時間が経過すると、アンペアブレーカー機能が作動して停電してしまうのです。
改善するには契約アンペアを増やすのがおすすめです。
ガスコンロのメリット
・電気代を抑えられる
ガスコンロは電気を使わないため、IHよりも電気代を抑えられます。
ガス代は増えるので、どちらを取るかという選択になるでしょう。
・トッププレートが傷つかない
ガスコンロには五徳(ごとく)があります。
五徳の上に調理器具を乗せるため、トッププレートに直接乗せないので
IHよりもトッププレートに傷がない状態を保ちやすいです。
・停電しても使える
IHのように電気を使っていないため、停電しても使い続けられます。
停電時にもお湯を沸かすなどができることから、あえてガスコンロを選ぶというケースもあるほどです。
・調理器具の種類を選ばずに済む
ガスコンロはどのような器具でも使えます。
IHは専用の器具を買い揃えなければいけなくなるので、金銭的な負担になってしまうことも考えられます。
ガスコンロのデメリット
・火傷や火事のリスクが高い
IHとは違って火を使うので安全性に欠けてしまいます。
子どもや高齢者が料理をした時に火傷をしてしまったり、消し忘れが原因で火事になったりすることも考えられます。
高齢者のみで過ごす時間が多い場合などは、使い慣れるまでに時間はかかるかもしれませんが、IHの方が安心です。
・掃除がしにくい
ガスコンロには五徳があるのでIHよりも掃除がしにくくなります。
面倒だと感じてしまう方もいるでしょう。
汚れがこびりついたままにすると取れにくくなってしまうので、こまめな掃除は必要不可欠です。
それが億劫だと感じてしまうのであれば、IHの方がはるかに掃除しやすいので向いていると言えます。
まとめ
IHとガスコンロに限った話ではありませんが、どのような道具にもメリット・デメリットがあるものです。
それらを踏まえて、どれが自分に合っているのか考えてから取り入れるようにすると後悔することもありません。
ぜひご検討ください。