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料理をする機会が多い人は、1日のうち数時間以上をキッチンで過ごすこともあります。それだけに「キッチンのリフォームだけは失敗したくない」と考える人が少なくありません。
しかし、キッチンリフォームを経験した人の中には、キッチンリフォームに失敗したと感じている人がいることも事実です。それでは、キッチンリフォームの失敗例にはどのようなものがあるのでしょうか。成功するための対策も含めてご紹介します。
【機能編】キッチンリフォームの失敗例3選
キッチンの機能に関するリフォームの失敗例として多いのは、以下の3つです。
<キッチンリフォームの機能に関する失敗例>
- キッチンの高さが合わずに料理がしにくい
- リフォームする前よりも手元が暗くなった
- 冷蔵庫の位置が変わり料理がしにくくなった
それぞれ有効な対策と併せて、ご紹介します。
①キッチンの高さが合わずに料理がしにくい
身長がリフォーム後のキッチンの高さに合わず、料理がしにくいという失敗例です。無理な姿勢で料理をすると、包丁で怪我をしたり、熱湯や油で火傷をしたりする可能性もあります。キッチンを使う人の身長を考慮せずにリフォームを進めた結果、このような結果に行きつくケースが目立ちます。
対策:主に使う人の身長に合わせてカウンターの高さを決める
キッチンリフォームをする際は、主にキッチンを使う人の身長に合わせてカウンターの高さを決めましょう。「身長÷2+5cm」が理想的なカウンターの高さです。奥様がキッチンを使う機会が多い場合は、リフォームの設計をすべてご主人様に任せるのではなく、奥様の身長を基準にした設計にするよう注意してください。
②リフォームする前よりも手元が暗くなった
壁に面したI型キッチンから、対面式キッチンに変更する場合など、キッチンの位置を変更する場合に起こり得る失敗例です。それまでキッチンの採光に使っていた窓に背を向けてしまったり、照明器具の位置が微妙に変わったりすることにより、手元が暗くなって料理をしにくくなるケースがあります。
対策:照明や窓の位置も計算したうえでレイアウトを決める
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アーバンリフォーム
この場合は、照明や窓の位置も計算に含めたうえで、リフォーム後のレイアウトを決めましょう。キッチンリフォームの経験が豊富なリフォーム会社に依頼すると、採光できる窓を活かしたレイアウトを組んだり、キッチンリフォームと同時に照明の位置を変更したりできます。
③冷蔵庫の位置が変わり料理がしにくくなった
キッチンリフォーム後にキッチンのレイアウトが変わり、コンロやシンクから冷蔵庫が遠くなった結果、横移動が増えて料理がしにくくなったという失敗例です。作業効率が低下するだけでなく、野菜などの重い食材を何度も持ち運ぶことが増え、負担が増してしまいます。
対策:コンロ・シンク・冷蔵庫を三角形に設置する
冷蔵庫を配置する際のポイントは、コンロ・シンク・冷蔵庫の3点を三角形で結ぶレイアウトをとることです。三角形の合計が510cm以内になるように配置すると、コンロとシンクのどちらにも食材を運びやすく、キッチンの導線がよくなります。
【タイプ編】キッチンリフォームの失敗例3選
キッチンのタイプに関するリフォームの失敗例は、以下の3つです。
<キッチンリフォームのタイプに関する失敗例>
- 対面型にリフォームしたらリビングが狭くなった
- 料理の様子や洗い物が丸見えで気まずい
- 家族と一緒に料理をするスペースがない
対策と併せて見ていきましょう。
①対面型にリフォームしたらリビングが狭くなった
キッチンからリビングが見える対面式のキッチンにリフォームした結果、リビングが狭くなり、居心地が悪くなったという失敗例です。I型キッチンから対面式キッチンに変更する場合、キッチンを拡張できる代わりにキッチンのスペースがせり出すため、リビングやダイニングのスペースが減ってしまいます。
対策:リビング・ダイニングの広さとの兼ね合いを見てキッチンのタイプを選ぶ
キッチンのタイプは、リビング・ダイニングの広さとの兼ね合いを見て決めることが大切です。キッチンの使いやすさだけを重視するのではなく、リフォーム後のリビング・ダイニングの広さも計算して、キッチン以外の場所でも快適に過ごせるかどうかを確認しましょう。
②料理の様子や洗い物が丸見えで気まずい
アイランドキッチンなど、対面式キッチンにリフォームした場合によくある失敗例です。「料理をしている様子を家族やゲストに見られて緊張する」「食器などを洗い残したままにしにくい」など、人によっては気まずさを感じてしまいます。
対策:料理をする人のスタイルにキッチンの特徴を合わせる
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アーバンリフォーム
キッチンは、オシャレさなど見た目の美しさで形を決めるのではなく、使いやすさを重視することが大切です。料理に集中したい人は壁に向かって調理できる「壁付け型」にするなど、料理をする人のスタイルや性格とキッチンの特徴を合わせましょう。また、手元が隠れるように、高さのある対面式カウンターを設置する対策も有効です。
③家族と一緒に料理をするスペースがない
キッチンリフォーム後にキッチン幅や通路幅が変わり、家族と一緒に料理を楽しむスペースがなくなったという失敗例です。キッチンリフォーム後に出産し、子どもと一緒に料理をしたいのに、キッチンが狭いためできないという人もいます。
対策:利用する人数に合わせてキッチン幅を決める
現在だけでなく、将来キッチンを利用する可能性のある人数も考慮して、キッチン周りの幅を決めましょう。ショールームなどで実際にキッチンの前に立ってみて、動きやすいかどうかを確認するのもおすすめです。仮に2人でキッチンを使う場合、1m20cm以上の通路幅を確保すると余裕が出ます。
【予算編】キッチンリフォームの失敗例2選
キッチンの予算に関するリフォームの失敗例は、以下の2つです。
<キッチンリフォームの予算に関する失敗例>
- 予算の配分を間違えて安っぽく仕上がってしまった
- ビルトイン食洗機を使う機会がない
こちらも対策と併せてご紹介します。
①予算の配分を間違えて安っぽく仕上がってしまった
システムキッチンのグレードを高めすぎた結果、床材や収納、照明などのリフォームに割く予算が減り、結果的に安っぽく仕上がったという失敗例です。キッチンの位置を変更する場合などに、よく見られる失敗例のケースといえます。
対策:キッチン全体のリフォームが得意な会社に工事を依頼する
キッチン全体の使いやすさや高級感を意識してリフォームしたい場合は、キッチン全体のリフォームが得意な会社に設計や工事を依頼しましょう。予算をバランスよく配分しながら、見た目がよくて使いやすいキッチンを設計できます。
②ビルトイン食洗機を使う機会がない
キッチンリフォームに伴い、ビルトイン食洗機を導入したものの、使う機会が少なく予算を無駄にしたという失敗例です。ビルトイン食洗機に限らず、リフォーム会社などのセールスやアドバイスを受け、不要なオプションを購入してしまったという失敗例は多く見られます。
対策:本当に必要な設備・機能かどうかを精査する
キッチンリフォームで設備や機能を追加する場合は、家族とも相談しながら、本当に必要なオプションかどうかを精査しましょう。「キッチンが広がったから」という理由だけで、なんとなくビルトイン食洗機などを導入すると、予算やスペースの無駄になる可能性が高いため、慎重に検討することをおすすめします。
まとめ
キッチンリフォームには、いくつもの失敗例があります。この記事でご紹介した失敗例と対策を確認し、キッチンリフォームを行った先輩の失敗を繰り返さないように、リフォームの内容を検討しましょう。
アーバンリフォームでは、キッチンの局所的なリフォームはもちろん、キッチン全体のリフォームも得意としています。お客様の理想を伺い、見栄えと使い勝手の両方がよいキッチンリフォームを、ご予算の範囲内で実現させております。キッチンリフォームはぜひお任せください。