外壁塗装工事

外壁塗装工事



外壁塗装とは ~ 外壁塗装の役割と、このページで取り上げる内容



外壁塗装と聞くと、「色落ちしてきたから塗り直す」といった、美観を理由にする工事を思い浮かべがちですが、実は、「家を雨水の侵入から防ぐ」という外壁の役割の維持のためにも、必要とされる工事です。


美観の維持

外壁塗装。家の美観の維持

美観の維持

家を雨水の侵入から守る

雨水の侵入を防ぐ外壁塗装縮小版④

家を雨水の侵入から守る

塗膜表面の樹脂により、雨水の侵入を防いでくれています。

 外壁の機能維持のための工事としては、塗る(外壁塗装工事)と、貼る(ボードの貼り替え・重ね貼り工事)があります。
当店では、どちらの方法での工事も承っております。
 ですがこのページでは、外壁の機能維持のための工事のうち、外壁塗装工事のみを取り上げます。
 外壁塗装工事は、大工工事などとは異なり、現状の傷みを止めるだけの工事です。外壁の塗装が経年劣化すると、雨水の侵入など、重大な欠陥につながる恐れがあります。以下の「外壁劣化のチェック項目」に該当する場合、早めのお手入れをおススメします。

外壁劣化のチェック項目

以下の症状が現れたら、そろそろ外壁の修理の時期かもしれません。

錆びやひび割れがある

外壁のひび割れ

錆びやひび割れがある

ちょっとしたサビでも、放置すると広範囲に広がっていきます。またサビやひび割れが進行すると穴があくこともあり、そこから雨水が浸入し躯体にダメージが及びます。

苔や藻が生えてきた

外壁のコケ2

苔や藻が生えてきた

苔や藻が生えてきたら、外壁が雨水を吸収し、防水性が無くなっている証拠です。早めのお手入れが必要です。

外壁をさわると手に白い粉が付着する

チョーキングと手

外壁をさわると手に白い粉が付着する

チョーキングと言われる現象です。本来外壁はアルカリ性なのですが、厳しい環境の中、外壁は傷んできて、酸性になってしまいます。
そして、塗料の中に溶けているはずの顔料が粉に戻って表面に出てきたものがチョーキングです。
家を雨水から守ってくれている塗膜の劣化を表すサインです。  
早めのお手入れをおススメします。

外壁修理の豆知識 お住いの外壁のタイプ

  • モルタル外壁の例

    モルタル外壁

     モルタル外壁とは、コンクリートと砂を配合したモルタル材を壁全面に塗ったものです。
     表面に継ぎ目がないのがモルタル外壁です。
  • サイディング外壁の例

    サイディング外壁

     サイディング外壁とは、壁の広さにあわせてカットしたサイディングボードを張り合わせ、継ぎ目を埋めた外壁のことです。
     現在、国内の住宅のほとんどがこのサイディング外壁を採用しています。
    つなぎ目があるのがサイディング外壁です。

外壁修理の豆知識 塗料

塗替えでの修理の場合の、塗料ごとの特徴などをまとめました。

塗料 耐用年数 特徴
アクリル系 6~7年 他の塗料に比べると安価ですが、耐久性能や防汚性能はあまり高くなく、外壁塗装に使用される機会も減ってしまった塗料です。しかし発色が良くツヤもあり、カラーバリエーションが豊富で、比較的扱いやすいため「とにかく安く塗り替えたい」「長く持たせるよりも気分で色を変えながら塗り替えたい」というような場合には適しています。
ウレタン系 8~10年 アクリル系塗料よりも優れた耐久性能を持ちながら比較的安価で施工でき、価格と品質のバランスが取れた塗料です。紫外線の影響を受けて変色しやすいですが、柔らかい塗膜で、ひび割れに強いという特徴もあります。
シリコン系 12~15年 汚れや色落ちだけでなくカビや藻にも強いため、近年主流となっている塗料です。アクリル系塗料やウレタン系塗料よりも高価ですが、耐久年数も長くなるため、コストパフォーマンスに優れている塗料です。
ふっ素系 15~20年 耐久性能と防汚性能が優れており、仕上がりにも高級感があります。頻繁に塗り替えをしなくても済むため、商業施設やビルなどに使用されることが多いのですが、高価なため個人住宅ではそこまで普及していないようです。他の塗料に比べ美観が長く保持できる傾向にあり、「費用が高くなっても高品質なものを使いたい」「次の塗替えまでの期間を長くしたい」という場合には検討の価値があります。


壁の種類ごとの修理の目安

 モルタル壁の場合は、10年前後で塗装材を塗り替えるのが一般的です。下地のモルタルに問題がなければ、塗装を10年前後ごとに繰り返すことで長期間性能を保ち続けます。
 サイディングの場合も、塗装材の種類によりますが、塗替えのタイミングは10年前後、サイディング自体の交換は25~30年が目安です。


よくある質問

  • 塗替え時期の目安について
    周辺環境により劣化状況が変わりますが、一般的には鉄部・木部で5年、外壁で8~10年が目安となります。外壁のひび割れ、鉄部のサビ発生などが現れたら、早めの塗り替えをお勧めします。そのまま放置していると痛んだ下地の補修費用がかさみ、塗替えにかえって多額の費用がかかってしまいます。
  • 塗り替え工事期間について
    工期は塗り替え工事の規模により異なりますが、標準的な戸建住宅で平均1~2週間前後です。また、天候により工期が延びても費用は変わりません。
  • 臭気や騒音等による近隣からの苦情について
    最近では環境問題への配慮から低臭タイプの弱溶剤型塗料や水性塗料の使用が増えていますので、あまり心配する必要はありません。ただし、全く苦情がないとは言えませんので、近隣に予め工事日程などをお知らせいたします。
  • 塗料の飛散による近隣からの苦情について
    飛散防止ネット等で事前に養生をしっかり行ないますので、ご安心ください。
  • 塗料の選定について
    現場の既存の外壁の下地、傷み具合、またご予算等でご相談させていただきます。
  • 工事の保証について
    外壁は一律で10年、屋根で3年の保証書を発行いたします。